ヤマハの意欲作 XS-1
1970年に登場した”YAMAHA XS-1″は、それまで2ストロークバイクのみを生産していたヤマハが
5年の歳月をかけ初めて発売した4ストロークモデルです。
当時、他メーカーが高排気量・大型なバイクの開発へとシフトしていったのとは異なり、
XS-1は英国車の伝統や完成度、そして二気筒の味を重視し、その性能を上回るバイクを目指していたのです。
トライアンフ・ボンネビルT120にならって、バーチカルツインエンジンを搭載していますが、
トライアンフのOHVエンジンとは違いOHCを採用しているため、さらなるパワーを生み出すことが可能になりました。
高性能と軽快なフィーリングを実現させたXS-1は確かな人気を手に入れ、
TX、XS-specialと名称を変えながら、ロングセラーモデルとなりました。
YAAMAHA XS-1
スリムな外観とバーチカルエンジンが美しいXS-1