英車へのあこがれからスタート
目黒製作所のスタミナK型をルーツとし、開発が続けられてきたカワサキ ”Wシリーズ”。
英国の影響を色濃く残したデザインや、OHVのバーチカルツインエンジンが人気のシリーズで、
これをみていくことでカワサキの4ストローク車の変遷をたどることが出来ます。
KAWASAKIが誇る名車 W1SA
W1SAは、ツインキャブレターを装着したW1Sのマイナーチェンジ車として1971年に販売を開始しました。
それまでの丸みをおびたメッキ仕上げのタンクから、黒/オレンジのツートンカラーへと一新され、
エンジン外観にデザインが施されるようになります。
その他速度警告灯が装備され、ヘッドライトも大径型に変更されています。
中でも一番の変更は、右チェンジを左側に移した点です。
それまでのWシリーズは英国車にならい右チェンジ・左ブレーキでしたが、
国内ではすでに左チェンジが主流だったため、このW1SAからは左チェンジが採用されました。
このような変更が受け入れられ、W1SAはWシリーズで最大のヒットを記録することとなりました。
KAWASAKI W1SA