鉄スクーター Rabbit 125(ラビット)
富士重工の前身である富士産業によって1946年に生産開始された” Rabbit(ラビット) ”は、
アメリカのスクーター「パウエル」を参考にしてつくられた日本初のスクーターです。
試作車は135cc、2馬力のエンジンを搭載し、後輪には艦上攻撃機「銀河」の尾輪が流用されていました。
フルカバーのボディがスチール製なことや、センタースタンド、キックペダル、3段ギアミッション、混合給油などが
現代のスクーターとは大きく違う特徴であるといえます。
当時、女性でも乗れる気軽さから国内需要が急増、
1968年までの約20年にわたり改良を加えながら40種のモデルが発売されています。
軽快な走りとその愛らしい外観で大勢の愛好家を生み出してきました。
富士重工 Rabbit 125
一目でラビットとわかる独特のフォルム、カラーリングが目を引きます。
上記のS301B4型は1967~68年に製造された最高速度、馬力を向上させたモデルです。